ゆとり世代から見たZ世代

ゆとり世代。世代間ギャップや新しい時代のマネジメントを考える

「褒める」とか「叱る」よりフェアに接することが大事

人を育てることにおいて、一番よく聞くのが「褒める派 vs 叱る派」だ。 時代的には「褒める派」が主流で、「叱る派」は肩身が狭いのかもしれない。 個人的にはそこは重要じゃないのではと思う。ずっと𠮟る人はもちろん嫌だし、かといってずっと褒める人は胡…

流行りのお洒落な言葉ではなく、独自の哲学にこそ人はついてくる

"思考停止ワード"には気をつけろと先輩から教わったことがある。 会議の結論が「これからも方向性を検討する」になったり、部下への指示で「もっとあるべき姿を描いて」のようなワードが出たら気をつけた方がいい。 「あるべき姿」とか「方向性」とか「戦略…

「楽して稼ぐ」は悪いことではない

働く理由は何か。 ぶっちゃけ、「食べていくため仕方なく」というのが過半数なのではないか。そのうえで、「できるだけ楽してお金をもらう」ことを追求してホワイト企業を探したり、転職するのは僕は悪いことだとは思わない。 なんでこんな生々しい話をする…

Z世代のスピード感から学ぶ

時代の変化のスピードが物凄く速くなっている。 僕が小学生の頃はネット黎明期だったのに、今やネット環境が無ければ生きていけない。アニメやドラマの流行り廃りもあっという間だし、SNSで誰でも情報発信できるようになった。 そんなスピードの速い時代を生…

正解の数が増えた時代。Z世代は「決める」ことから逃げてはいけない

Z世代の大きな弱点として「決める」ことが苦手な傾向にある。 これはネットの普及で様々な価値観に触れる機会が増えたからだと思う。僕の父が小さい頃のアニメは「正義のヒーローが悪を倒す」のが王道だったそうだが、僕が見てきたアニメは「ある正義と別の…

若いうちに失敗していない人は、役職についた時大失敗する

大きなプレゼンを控えた後輩から「どうすれば本番で成功するでしょうか?」と聞かれたことがある。 なかなか難しい質問だったけど、僕はこう答えた。 「練習で、もの凄い数の失敗をすることじゃないだろうか」 例えば車メーカーが新しい車種を発表する時、没…

「知らない」ことを恥ずかしがってはいけない

僕は小学生の頃、本を読むのが好きだった。スポーツや音楽は苦手だったから目立つ存在ではなかったけど、「クラスで一番の物知り」という立場はぎりぎり守れていたと思う。 ただ、今の時代「物知り」の価値は無くなっていくのかもしれない。知らないことがあ…

Z世代のモチベーションは「今、目に見えるメリット」

多くの会社で、若手とのキャリア面談のような制度があると思う。あなたはそこで、こんなことを質問していないか? ・どんなキャリアプランを描いているか ・10年後、20年後にどんな風になっていたいか ・どんな夢があるか この手の質問は正直なところ、多く…

管理職世代は「広げる」のが得意。Z世代は「深める」のが得意

僕の感覚でしかないのだけれど、 管理職世代…「広く浅く」が得意 Z世代…「狭く深く」が得意 な傾向にある気がする。 (もちろん、人によることは百も承知) 例えば同じ課題図書を読んでプレゼンをする時、管理職世代はその本の全章のストーリーを要約したう…

Z世代の根性は凄い

部活のスポーツやプロのスポーツの世界でも「根性論」からの脱却が目指されることが増えた。 気になるのだが、「根性」はダメなものだろうか? 僕は「根性」のある人は好きだ。もし企業の採用担当だったとして、スキルや能力は全く同じで根性の有無が唯一の…

ゆとり世代の僕は、パワハラを「上下関係を利用して理不尽を押し付けること」と定義した

ここ数年でパワハラがだいぶ問題になった。 今や、ちょっとしたことでもパワハラになるんじゃないかとビクビクしている人も多いらしい。パワハラの定義も曖昧になってきた。 僕が考えるパワハラの定義は、「上下関係を利用して理不尽を押し付けること」だ。 …

Z世代が嫌いなのは飲み会ではなく、気を遣うこと

「若い人が飲み会に来ない」 数年前からそんなことが言われるようになった。 世代間ギャップを象徴するワードのひとつだ。 でも僕の同世代や後輩の世代でも、お酒が好きで、飲み会が好きな人はいっぱいいる。 僕が思うに、彼らが嫌っているのは飲み会ではな…

ゆとり世代も気づけば20代後半

僕はゆとり世代。 小学生の時、ゆとり教育がはじまり、教科書が薄くなった。 中学生の時、学力が低下したと、ニュースで話題になった。 高校生の時、ゆとり教育が終わり、教科書が分厚くなった。 大学生の時、体罰やパワハラが社会問題になり、世代間ギャッ…