ゆとり世代から見たZ世代

ゆとり世代。世代間ギャップや新しい時代のマネジメントを考える

「知らない」ことを恥ずかしがってはいけない

僕は小学生の頃、本を読むのが好きだった。スポーツや音楽は苦手だったから目立つ存在ではなかったけど、「クラスで一番の物知り」という立場はぎりぎり守れていたと思う。

 

ただ、今の時代「物知り」の価値は無くなっていくのかもしれない。知らないことがあっても、スマホで調べればすぐに情報が見つかる時代だ。だから僕は、「今の若者は○○を知らない」なんて絶対に言いたくない。

 

誰でも知らないことがあるのは当然だ。僕が70-80年代の音楽をほとんど知らないのと同じように、僕の父は今のミュージシャンの名前をほとんど知らない。それでどっちが偉いとかいうことは無い。

 

ところが仕事になった途端、「知らない」=「恥ずかしい」と考えてしまう人が多い。上司が部下に「なぜそんなことも知らんないんだ」と責めたり、逆に部下が「知らない」と言えずに後で大問題になったり。

 

相手が先輩だろうが後輩だろうが、自分の知らないことを知っている人を僕は尊敬したい。相手が後輩でも恥ずかしがらず、「僕はこれを知らないので教えてください」と伝えるようにしたい。

 

小学生の頃は「物知り」キャラを守ろうと必死だったけど、職場で「分からない」「教えて」と毎日騒いでいる今の自分の方がずっとマシな気がする。