ゆとり世代から見たZ世代

ゆとり世代。世代間ギャップや新しい時代のマネジメントを考える

「褒める」とか「叱る」よりフェアに接することが大事

人を育てることにおいて、一番よく聞くのが「褒める派 vs 叱る派」だ。

時代的には「褒める派」が主流で、「叱る派」は肩身が狭いのかもしれない。

 

個人的にはそこは重要じゃないのではと思う。ずっと𠮟る人はもちろん嫌だし、かといってずっと褒める人は胡散臭さを感じて信用できない。

 

重要なのは「誰にでも対等に接する」ことだ。若手でも、ベテランでも、𠮟るべき時は叱り、褒めるべき時は褒めればいい。それがフェアである人についていきたいと思う。若手だから褒めるとか、ベテランだから叱るというのは順序が違うし、ビジネスの世界でそういう遠慮はいらない。

 

僕自身、厳しい上司にあたったことがある。ただ、その人はフェアだった。厳しいことは言うが、特定の人にだけではなく、みんなに対等に厳しい。それは上司の上司や他部署に対しても同じで、おかしいと思ったときは自分の部下のために戦ってくれた。そういうフェアさがあったから、厳しい人ではあっても嫌いにはなれなかった。

 

ビジネスの世界に年上も年下もないから、「若手を叱ると辞める」なんて気にしなくていい。気にするべきは、誰に対してもフェアに接しているかどうかだ。「若手の成長のために褒める・叱る」なんて嫌いだ。成長するべきは、若手もベテランも部長も社長も一緒だ。若手だけ褒めたり叱ったりするのは、ベテランにとってもフェアじゃない。