ゆとり世代から見たZ世代

ゆとり世代。世代間ギャップや新しい時代のマネジメントを考える

管理職世代は「広げる」のが得意。Z世代は「深める」のが得意

僕の感覚でしかないのだけれど、

管理職世代…「広く浅く」が得意

Z世代…「狭く深く」が得意

な傾向にある気がする。

(もちろん、人によることは百も承知)

 

例えば同じ課題図書を読んでプレゼンをする時、管理職世代はその本の全章のストーリーを要約したうえで見解を述べる方が多い。逆にZ世代はその本の印象に残った1章をピックアップして、それについて深掘りする方が多い気がする。

 

僕自身は「狭く深く」のタイプだ。サッカーや野球など好きな事には詳しいが、興味のないことには全く興味がない。同世代や後輩を見ても、そのタイプが多い気がする。

 

「狭く深く」の人間は確かに扱いにくい。大事なのはその人のそばに「広く浅く」のタイプの人間が常にいる状態にすることだ。

 

というのも、「狭く深く」のタイプの人間に必死に教えようとすればするほど、その人は興味を無くしてしまう。僕がそうだった。

 

僕が幸運だったのは、同じチームに「広く浅く」タイプの先輩がいたことだ。その人と一緒に仕事をし、資料の作り方や情報の集め方を真似することで、引き出しが増えて視野が広がっていった。

 

繰り返すが「狭く深く」タイプは教えようと追いかければ追いかけるほど逃げてしまう。だから違うタイプの人間をそばに置いて、その人の何かを真似し始めるまで待ってみる方がいい。

 

教えられたことよりも、誰かを真似して身につけたことの方がよく覚えているし愛着がある。「狭く深く」の人間はそういうことにのめり込むパワーは凄まじいのだ。